熊本県芦北町で無農薬・有機栽培で育てられた甘夏ネロリの花を蒸留した芳香蒸留水です。
一つ一つ丁寧に手摘みした花を、熊本の綺麗な地下水で蒸留しました。植物の力をきちんと理解してつくった芳香蒸留水は一切の添加物を必要とせず、100%オーガニックの素材のみでできているため、デリケートな肌にも安心してご利用いただけます。
奇跡の「国産」ネロリ
国際的なネロリの主産地は地中海周辺。
とくに北アフリカのモロッコやチュニジアでは、ビターオレンジ(橙類)の花を蒸留して、その芳香蒸留水を大家族の一年分の薬用や食用に保存使用する生活文化が長い間受け継がれてきました。
「ネロリ」という名前の起源は、中世までさかのぼります。
そのフローラルでやさしい香りに注目したイタリア「ネローラ公国」の公妃が、その芳香油を手袋に浸みこませてフランス社交界に紹介したことで、その芳香成分は「ネロリ」と呼ばれるようになりました。
その後「ネロリ」は、植物一般がもつ抗菌作用に加えて、高い保湿作用、抗酸化作用をもつことが評判となり、現在でも欧米では高級化粧品原料や医薬品として珍重されています。とりわけ高いリラックス効果は、抗うつ剤や安眠剤のレメディとしても認められています。
このように素晴らしい力を秘めたネロリですが、近年まで日本国内では生産することはできないと考えられてきました。
しかし近年、日本の甘夏みかんの花にビターオレンジの「ネロリ」の芳香成分と同じ成分で構成される高い芳香性と、さらに高い抗酸化作用をもつ主成分のネロリドールが従来のネロリの3倍であることが確認されました。
この発見により、甘夏ネロリは国産初のジャパニーズネロリとして認められるようになりました。